D型肝炎(Dがたかんえん、)は、
ウイルス性肝炎の一種で、小さな円形のRNAウイルスである
D型肝炎ウイルス(
HDV、
デルタ肝炎ウイルス)に起因する疾患である。この
ウイルスは(遺伝子的に)不完全な複製であり、したがって、別のウイルスと共存しなければ自己増殖しえない。ヒトでは、この共存現象が
B型肝炎ウイルスの感染下でのみ起こる。この伝染が同時に起こった場合、同時感染(
coinfection)と呼び、以前B型肝炎に感染した細胞にD型肝炎ウイルスが感染した場合は、重複感染(
superinfection)と呼ぶ。