::常染色体優性遺伝形式をとる。生まれた時は症状がないが、乳幼児期になってから発症する。ほぼ全身の皮膚が極度に乾燥し、特に四肢の伸側と下腿の前面に強く出る。肘窩・膝窩・外陰部には発疹が生じない。皮膚症状は夏に軽快し冬に増悪。汗がほとんどでない場合が多いため、体温調節が難しく、夏場は
熱中症になりやすく、冬は角化による亀裂により歩行に支障が出る場合もある。また、成人になると自然軽快する場合もある。
アトピー性皮膚炎を合併することがある。治療はサリチル酸ワセリン・尿素軟膏・ビタミンA軟膏を使用する。難治性。
鮫肌とは全く別のものである。
::10万人に1人。全身が赤くなり、古い皮膚が厚いうろこ状に角化。硬くてごわごわした
水疱を伴うのが特徴。ウイルスなどから体を守る皮膚機能の低下で、感染症にかかりやすく体温調節も出来にくい。水疱がないのが「非水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症」。30万-50万人に1人と考えられている。
::常染色体劣性遺伝形式をとる。生まれた時より発症する。生まれた時、菱形にめくれた皮膚が
ピエロ風であるため、「
道化師様胎児(collodion baby, Harlequin disease)」と呼ばれることがある。