培養は主に培養液(
培地)を入れたシャーレや試験管・培養機の中で行われる。多くの場合、培養過程で
カビや雑菌の混入(
コンタミネーション)が問題になるため、サンプルの選定や
殺菌・
滅菌の手段が重要である。また、培養する組織が必要とするもの(ex;栄養・
ホルモン(
植物ホルモンを含む)・温度・光など)を満たす必要があるのはいうまでもない。
動物と違い植物の細胞には
分化全能性が備わっているため多くの組織培養方法が研究されている。植物における組織培養は
ラン科植物における
メリクロンが有名。葉などの器官を培養する
器官培養。茎頂を培養する
茎頂培養。未熟胚を培養する
胚培養。
葯を培養する
葯培養。
プロトプラストを培養する
プロトプラスト培養などがある。ある有利な
形質を持つ個体を
種子で増殖できない場合に、大量増殖するのに用いられる。他に
イチゴや
サツマイモ、
パパイアの
ウイルスフリー株を作出するためにも用いられる。希少植物の大量増殖にも用いられる。植物体再生が容易な
ユリ類では自生地で減少してしまったヤマユリなどの
花糸などを用いて培養し増殖されている。培養には花卉を用いるため親株はそのまま自生し続けることが出来る。また比較的安価な培養苗が出回るため盗掘が減り自生地保護のためにも効果がある。