もともと場の量子化は量子力学の多体系への拡張を目指して発展された。多体系での反応では粒子数が保存するとは限らず、また時間とエネルギーの間にある
不確定性原理により、粒子の生成/消滅が起きるので、それらも含めて扱う必要性があった。さらに、特に素粒子物理などにおいては高エネルギー反応を扱うので、相対論的不変性を課す必要性もあるが、多体系において波動関数に相対論的不変性を課すには、いろいろと問題がある。しかし、物理量としての場を量子化して扱えば(しかも
反粒子が存在する必要性も生じる)、それらの問題を解決することができる。