1950年に
放線菌より発見された
ピクロマイシンが最初のマクロライド系抗生物質である。1957年に大環状ラクトンを
アグリコンとする一連の
配糖体に対してマクロライドと命名したのは
ロバート・バーンズ・ウッドワードである。また彼はエリスロマイシンの全合成に関する一連の研究により初めてマクロライドの立体特異的な合成法を確立した研究者でもある。今日ではマクロライド系抗生物質以外の天然物も多数発見されており、配糖体以外の大環状ラクトンをも含めてマクロライドと呼ぶ
[マクロライド抗生物質、長倉三郎ら、『岩波理化学辞典』、第5版CD-ROM版、岩波書店、1998年。]。