ハイジャックの語源には諸説あり、追いはぎを意味する「Highwayman」と密猟者を意味する「Jacker」を組み合わせた単語である「Hijacker」から転じたものであるという説や、「Stick'em up high,Jack(手を高く上げろ)」という強盗の文句から成立したとされる説もあり、
駅馬車強盗が駅馬車の御者を呼び止める時に「Hi,Jack!」(やい、おめぇ)と声をかけた事から来ているとも言われている。したがって、対象が船でも車でも、乗り物を乗っ取る行為はすべて「
ハイジャック」である。しかし、日本においては
よど号ハイジャック事件の際に「Hi」を「高い」という意味の英単語「high」と間違えて「高い所を飛ぶ=飛行機」の意味と捉え、「jack」を「乗っ取り」の意味として捉えたため、その後「
バスジャック」、「
シージャック」、果ては放送電波への重畳を「
電波ジャック」、番組への乱入を「番組ジャック」と呼ぶなど多数の「ジャック」を使った和製英語が生まれることになった。同様の造語は英語圏でも一部存在し、航空機乗っ取りを描いた「
スカイジャック」なる海外小説が実在するように、この後に「スカイジャック(skyjack)」という言葉も生まれている。また、自動車を狙った「
カージャック(car jacking)」という言葉も用いられることがある。このほか一般的とまでは言えないが「シージャック」に相当するseajackingも見られる
[[外部リンク]http://articles.latimes.com/1985-10-11/entertainment/ca-17304_1]。
英語圏では、ジャック (Jack) という名前が男性の一般的な略称であるため、
ロサンゼルス国際空港のように、「Hi, Jack」(ハイ、ジャック)あるいは「Hey, Jack」(ヘイ、ジャック)と挨拶することは避け、不意の混乱を起こさないように呼びかけている場所もある。