自然界に存在する多くのタンパク質や
酵素は多量体であり、主要な例として
ヘモグロビン、
イオンチャネル、
DNAポリメラーゼ、
ヌクレオソーム、
微小管などがある。多量体タンパク質の各サブユニットは、お互いに全く同一であったり、
相同的であったり、全く異なる個々が全く異なる仕事を担ったりする。ある種のタンパク質会合体では、片方のサブユニットを「調節サブユニット」と呼び、もう片方のサブユニットを「触媒サブユニット」と呼ぶ。調節サブユニットと触媒サブユニットがお互いに会合形成した酵素は、多くの場合、
ホロ酵素と呼ばれる。1個のサブユニットは1本の
ポリペプチド鎖から成る。1本のポリペプチド鎖は1本の
遺伝子によってコードされている。つまり、任意のタンパク質を生成するためには、必ずそのタンパク質を構成する各サブユニットをコードする1本の遺伝子が存在しなければならない。