M.D.アンダーソンがんセンターの研究グループによると、休眠状態のがん細胞をクロロキンでオートファジー(がん細胞の自食作用のスイッチ)を遮断したところ、癌細胞の再成長が阻害されたとの報告がある。
日本でのクロロキン網膜症患者は1,000人以上に及んだ。アメリカでの報告や警告があったにも関わらず、
厚生省(当時)が情報公開や製薬会社に対する指導など適切な対応をとらなかった為に被害を拡大するという他の
薬害事件と同じような経過をたどった。また、日本では、1955年頃から使用され、マラリア以外にも、
慢性腎炎や
関節リウマチ、
全身性エリテマトーデス、
癲癇などに効果があるとされた(実際はこれらに対し何ら効果はなかった)ことが、薬害患者の大量発生につながった。